医療保険 を検討するときに、材料の一つとして多くの人が参考にしているのが、 ランキング サイトです。しかし、いくつものランキングサイトがある中で、その順位は実にさまざま。これは一体どういうことなのでしょうか。
ランキングサイトを見る際の注意点などについて、説明します。
医療保険のランキングサイトを見る際の注意点
ランキングサイトによって異なる順位
医療保険のランキングサイトを複数比較してみると、その順位はサイトによって大きく異なることがわかります。あるサイトでは5位以内に入っている保険プランが、別のサイトでは10位以内にも入っていない、ということもよくあります。
これは、多くのサイトで、純粋に申込件数だけを順位付けしているのではないということをあらわしています。では一体何を基準にランク付けしているのでしょうか。
「売りたい」側の事情
もちろん、年代や性別などによって求められる保障内容も変わってくるので、調査対象が異なれば、順位も変わるということもあります。しかし、サイトによってこれほど順位が大きく異なるというのは、そのサイトの管理者、つまり「売りたい」側の事情も関係しているようです。
そのサイトを通して資料請求や申し込みに至ると、サイト管理者にも報酬が入ります。この報酬が、各保険会社によって異なるだけでなく、サイトによっても異なるのです。
つまり、そのサイトにとって、報酬が多い保険会社ほど上位に載っている、ということがあるのです。
したがって、医療保険を選ぶ際の材料としてランキングサイトをみる場合は、自分がどのような保障を必要としていて、どのくらいの保険料を予算としているかなど、自分自身の基準を明確にしておかなければなりません。
ランキングサイトで参考にできること
もちろん、ランキングサイトはまったく参考にならないということではありません。各ランキングサイトで共通して上位に名前の載っている保険プランの内容を見ると、近年人気のある医療保険の条件に当てはまることがわかります。
それは、保険料が安い、一生涯保障、先進医療特約が付いている、などの条件です。その上で、各保険会社の特徴を出しています。ご参考までに、複数のサイトで共通して名前のあがっている3つの保険プランについて、基本的な内容をご紹介します。
オリックス生命の「新キュア」
こちらは多くのランキングサイトで1位に載っているプランです。一生涯保障で、保険料は変わりません。先進医療の保障が通算2,000万円まで付いています。七大生活習慣病による入院の保障は、120日まで拡大、さらに三大疾病による入院の場合は、日数無制限で保障されます。
保険料は、入院保障が日額10,000円のコースの場合、30歳男性は3,052円、40歳で4,262円。
メットライフ生命「終身医療保険 フレキシィ(シンプルタイプ)」
一生涯保障ですが、先進医療特約は10年毎の更新なので、保険料が変わることがあります。先進医療の保障は通算2,000万円まで、七大生活習慣病による入院の保障日数は無制限です。「通院安心プラン」では、退院後180日以内であれば、30日を上限として通院の保障があります。
この通院保障も付ける場合、保険料は、入院保障が日額10,000円のコースで、30歳男性は3,539円、40歳で4,793円。
ライフネット生命 終身医療保険「新じぶんへの保険」
一生涯保障で、保険料は上がりません。5日以内の入院には、一律で5日分の支払いがあります。つまり日帰り入院でも、5日分の保障があるということです。「おすすめコース」では、三大生活習慣病で入院した時は、日数無制限で保障。
さらに、がんと診断された時には、一時金としてまとまった額の治療費(入院給付金の100倍)が支払われます。入院日額10,000円のコースなら、100万円が支払われることになります。先進医療は、通算2,000万円まで保障。
保険料は、「おすすめコース」で入院日額8,000円のコースの場合、30歳男性で、4,144円、40歳男性で5,895円。
まとめ
医療保険のランキングサイトを見る際の注意点
ランキングサイトによって異なる順位
「売りたい」側の事情
ランキングサイトで参考にできること