日本人の60代以上シニアの海外渡航者数は昨年度において旅行者総数の約2割近くに達しているとのことです。しかしそれに伴い海外旅行での重症事故も増え、その5割強は65歳以上によるものだそうです。
今回はそうした事態に備えて「 めまい 」を例に相手に伝えられる 英語 の表現を紹介していきます。
「I feel dizzy(めまいがします)」相手に伝えたい役立つ英語(前編)
具体的に伝える為に ~”I’m sick “では伝わらない~
気分が悪くなった時、相手に伝えるべきことは自分が今どのような状況にいるかです。
当然ではありますが”I’m sick.(私は病気です)”では具合の悪いことは分かってもどこがどう悪いのか漠然としていて相手に何も伝わりません。では具体的にどう言ったらよいか、ここでは「めまいがする」ことを例としてあげましょう。
例えば、あなたがハワイにいると仮定して気分が悪くめまいがして倒れてしまったとします。もし心配して駆けつけた人がいましたら、「I feel dizzy(めまいがします)」とまず今苦しんでいる状況を伝えます。
そして、どのように苦しいのか具体的に伝えていきます。例えば「a giddy feeling(回転するようです)」や「I cannot speak clearly(舌がもつれる/うまく話せない)」、「My ears are ringing.(耳鳴りがする)」などと伝えていくと、駆けつけてくれた人が救急車又は滞在先のホテルに連絡する時などにその状況を伝えてくれたりして対応がスムーズに行きます。
そしてその際には「Call an ambulance / my staying hotel.(救急車・滞在先のホテルを呼んでください)」と伝えていければなお良いですね。もしツアーの自由行動時間に起こったことでしたらツアーコンダクターさんにも連絡を入れることは当然のことです。
頭痛、熱、腹痛や痛みの表し方
前述では「めまい」について例示をしましたが、「頭痛(Headache)」や「腹痛(Stomachache)」などについても、同様に対応していくことになります。
良く使われる単語としては「熱(fever)」「腰痛(backache)」「風邪(cold)」「嘔吐(vomitus)」「咳(cough)」「貧血(Anemia)」「耳鳴り(Ring/sing)」「ふらつき(lightheaded)」などがあります。
ケガについても「捻挫(sprain)」「骨折(broken bones)」「出血(bleeding)」「打撲(blow)」「青あざ(bruise)」「腫れ(swell)」といったものがあります。トレッキングやハイキングなどスポーツ等に参加される場合はその点も押さえておくと便利です。
痛みの表し方ですが、いわゆる「フラフラする」や「ガンガン」、「グルグル」といった繰り返しの擬態語は日本語特有の表現なので、それを表す英語はあまりありません。
そうしたことを表す場合は先ほどの”a giddy feeling 「回転した感じ」“や”feel floating「浮動した感じ」、”have a splitting headache 「頭が割れるように痛い」”という表現のほうが相手に伝わりやすいと思います。
ちなみに先ほどの「めまいがする」の言い方は、”My head swam.”といった表現も。聞くと「なるほど!」って思いますね。
まとめ
「I feel dizzy(めまいがします)」相手に伝えたい役立つ英語(前編)
具体的に伝える為に ~”I’m sick “では伝わらない~
頭痛、熱、腹痛や痛みの表し方