年金受給者にとって、 年金 振込日 は、待ち遠しい日のひとつかもしれません。年金制度は、複雑でいろいろな決まりがあり、それに従って運用されています。年金受給になって初めてわかることもある年金制度ですが、年金を受給する前に留意点をご紹介します。
年金受給で初回の振込日は、待ち遠しい日でもあります。
▽ 目次
年金受給者は、どれぐらいの人数がいるのか?
日本の65歳以上の割合は、平成27年度で人口全体の27%と言われています。80歳以上の人口は、1,000万人を超えたとも言われている超高齢化社会となっています。
2020年ごろは、現役世代2.2人でひとりの高齢者を支える社会となります。現役世代で支える人数は、減少傾向にあり、現役世代に負担が重くなって行くことが想定されています。
年金は、いつから支払いが行われるか?
かつて、60歳から年金の受給が行われていましたが、現在、65歳以上から年金の受給が開始されます。財政的な観点があり、60歳定年制から65歳まで現役として労働できる環境が整備されつつあり、年金受給の引き上げが行われました。
65歳から開始されますが、60歳から受給開始することも、70歳から受給開始することもできる制度があります。ご自身のライフプランや、資産などに応じて選択できますが、受給される額には、標準に比べて増減があるので、十分な検討が必要なものになります。
一度変更したものは、再度変更することができない制度となっています。現時点では、ほどんどの方が、65歳からの受給を選択しているようです。
年金受給は、偶数月の15日
年金納付は、基本的に毎月行っていましたが、年金受給(国民年金、厚生年金、共済年金)は、2か月ごとになります。それも、偶数月の15日と決まっています。15日が休日の場合、直前の銀行営業日が年金受給日となります。
この日付は、受給者側で変更ができないため、受給者全員が一律の15日と決まっています。
3階にあたる企業年金は、偶数月の1日となります。1日が休日の場合、直前の銀行営業日が年金受給日となります。企業年金の受給対象の方は、偶数月に2回の年金受給日があることになります。
年金受給は何の日を基準にしているの?
年金受給資格は、誕生日の前日が基準となります。その誕生日の前日の翌月からが、受給の対象となります。誕生月以降すぐに受給が開始されないため混乱してしまう点でもあります。
誕生日が1日生まれの人であれば、例外的に誕生月からの受給となりますが、それ以外の日付であれば、誕生月の翌月となります。とくに初回の受給に関しては、受給基準日を考慮したことが大切です。
年金受給額は、前2か月分を合算した金額を受け取る運用になっています。初回に関しては、誕生日によって受給額が異なるケースが多くなります。
奇数月生まれと偶数月の1日生まれの方は、初回から2か月分が支給されますが、それ以外の方は、1ヶ月分となるようです。2回目以降の受給からは、2か月分の受給額で推移するようになります。
年金受給に関して問い合わせをするには?
年金の受給がある偶数月の15日付近は、年金に関する問い合わせで「ねんきんダイヤル」が混雑する予測が出ています。年金受給以外での問い合わせも対応する電話回線なので、一概には言い切れませんが、多くなることを念頭に入れておくことが大切です。
時間帯も昼12時ぐらいをピークに混雑するので、問い合わせ時は、混雑を避ける日付や時間帯での利用を検討してください。
「ねんきんダイヤル」には、一般電話とナビダイヤルがありますが、ナビダイヤルのご利用をおすすめします。市内通話料金でご利用でき、長電話になった時の通話料金が軽減されます。
まとめ
年金受給で初回の振込日は、待ち遠しい日でもあります。
年金受給者は、どれぐらいの人数がいるのか?
年金は、いつから支払いが行われるか?
年金受給は、偶数月の15日
年金受給は何の日を基準にしているの?
年金受給に関して問い合わせをするには?