年金 の支払いは、25年以上、毎月支払いが必要です。毎月支払うことでの煩わしさや、支払忘れを気にしなければなりません。少しでも支払返金額を安くしたい場合、 2年前納 制度の割引が高く、魅力的です。使用できる対象者と支払方法、手続き方法についてご紹介します。
割引率が高い年金の2年前納制度は、活用価値があります。
年金支払いを少しでも安くするには?
年金支払いを少しでも安くするには、前納制度を活用すると割引が受けられます。
通常は、支払対象月の翌月末が納付期限ですが、それを前倒して支払うことで割引が受けられます。口座振替、現金払いの2つの納付方法がありますが、違いがあるので、ご自身の状況に合わせてご利用のご検討をしてください。
年金の前納制度が可能な種別は?
前納ができる種別は、国民年金第1号で、ご自分で年金を納付している方が対象です。国民年金第2号、第3号は、企業等で国民年金の支払いが行われるので、個人で保険料を納付することはありません。そのため前納制度が、ありません。
※「人生の転機で、年金の切替え手続きが必要になります。」より引用しています。
年金の納付方法は、ご自身の種別により異なります。以下で簡単にご説明します。
国民年金第1号は、日本国内に居住している20歳以上60歳未満の方で、自営業者、農業者、学生、無職の方で、国民年金第2号、国民年金第3号でない方が該当します。
国民年金第2号は、企業勤務や公務員などの厚生年金、共済の加入者が該当します。厚生年金、共済の加入者は、国民年金に自動的に加入者となります。
65歳以上の被保険者、共済組合の組合員で老齢基礎・厚生年金、退職共済年金などの受給権がある場合は、国民年金第2号に含まれません。
国民年金第3号は、国民年金第2号の方に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者で年収が130万円未満の方が該当します。
国民年金前納口座振替の特徴は?
「国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書」で事前に提出することで、ご自身が指定した銀行口座、ゆうちょ口座から年金支払の口座振替ができます。
割引も、2年前納、1年前納、6か月前納、当月末(早割)、翌月末振替があり、翌月末振替以外は割引になります。
最大で、2年前納(4月~翌々年3月分)で、通常に支払うより15,690円が割引となります。当月末(早割)の場合でも50円の割引です。手続きは、口座振替前の2月末、もしくは8月末(6か月前納)までとなっています。
ご自身のライフプランにもよりますが、今後2年間、国民年金第1号が確定されていれば、安価な制度となります。振替日に残高が不足しないように、忘れずに残高確認を行ってください。
国民年金前納現金払いの特徴は?
現金払いは、1年前納、6か月前納、任意の月から年度末まで前納という制度があります。金融機関、コンビニでの支払いが可能で、4月上旬にご自宅に送られてくる納付書の前納分を使用してお支払いする必要があります。
1年前納で、3,460円の割引が受けられます。6か月で、790円の割引のため、1年間の支払いが予定されている場合は、1年前納がお安くなります。
クレジットカードで納付も可能ですが、年金事務所で事前に申請手続きが必要です。支払方法は、1回払いのみで、毎月納付という納付方法もあります。手続きは、2月末までとなっています。
国民年金前納した後、就職した場合は?
国民年金前納制度で年金を支払った後に、企業に就職して厚生年金に切り替わった場合、前納分が重複することになります。年金事務所では、一元でデータを管理しているので、重複分は返還の案内が届きます。その案内に沿って変換手続きを行ってください。
まとめ
割引率が高い年金の2年前納制度は、活用価値があります。
年金支払いを少しでも安くするには?
年金の前納制度が可能な種別は?
国民年金前納口座振替の特徴は?
国民年金前納現金払いの特徴は?
国民年金前納した後、就職した場合は?