超高齢化社会の日本。介護で認知症になると介護も大変です。そこで認知症予防方法の研究結果に注目が集まっています。最近注目されているのが、アロマ療法です。
認知症 予防 に効果があると言われる アロマ 療法とは一体どのようなものなのでしょうか?
認知症にならないためにできること「認知症予防アロマ」とは
認知症予防に効果のあるアロマ療法特徴とは?
認知症にアロマ療法が効果アリ。そう発見したのは、鳥取大学医学部の浦上克哉教授です。認知症には最初に嗅神経のダメージがあると研究の結果わかりました。
実際にアルツハイマー型認知症を発症している患者の多くには、嗅覚異常が見られます。人間の嗅覚機能は、再生能力が高く刺激を与えられることで回復することがあるそうです。
鳥取大学医学部の浦上克哉教授は、その回復力に着目し、嗅神経のダメージを軽減、修復することによって認知症予防・改善ができるのではないかと考えたのです。
もともとフランスで1920年に精油を使った療法が提唱されました。それをさらに研究され効果のあるアロマ療法が発表されたのです。
話題の認知症予防・アロマ療法の内容とは?
嗅神経を刺激する目的があるので、午前中と午後の香りを変えています。時間を決めて、嗅ぐ香りの種類を変えることは、生活のメリハリにもつながります。アロマであればどんなものでもいいというわけではありません。研究結果のうえ、次の香りと配分を守って行いましょう。
午前9時から11時までは、活性作用があるアロマを使用します。集中力を増すローズマリーと、気持ちを高めるレモンを2対1の配合でブレンドします。午前中は、活動する時間なので、気分を高める効果をもたらす必要があります。
午後19時半~21時半までは、安眠効果があるラベンダーと、リラックス効果のあるオレンジを2対1の配合でブレンドします。午後は、就寝に向けての準備をする時間帯なので、気持ちを休める効果をもたらす必要があるのです。
いずれも、天然由来の精油を使うことで効果があります。科学的な香料では効果が期待できないようです。アロマ初心者にも扱いやすい認知症予防アロマとしてセットされている商品もあります。
民間療法ですので保険は適用されません。使用される本人、および同居の方にてんかん、高血圧、妊婦の方が居る場合は必ず使用前に医療機関で相談しましょう。
認知症予防にアロマ療法の大きな効果とは?
鳥取大学医学部の浦上克哉教授の研究結果では、上記のアロマ療法を1ヶ月続けた軽度から中度の認知症患者の記憶力テストを行ったところ、アロマ療法を受ける前とあとでは、点数があがる改善点が見られました。
夜にリラックス効果をもたらすアロマを嗅ぐことで、睡眠を促しよく眠れるようになったのです。認知症の症状として、昼夜逆転になります。認知症ゆえに、不穏になることから夜中に大声をだすことがあります。夜眠ることで、夜に大声を出すことも緩和されました。
認知症でない人から見れば、それがすごいの?と思われるかもしれませんが、介護する家族の方にとっても、認知症の方にとっても夜に眠れることはとても大切なことなのです。
認知症予防・アロマ療法に期待する背景とは?
認知症のかかえる問題は多くあります。認知症の怖さはどのような症状が出るのかわからないところです。認知症にならずにすむのであれば、誰もがなりたくないのです。認知症の治療方法は研究中であり、予防することも重要だと見られています。
日本には、古来より「香道」という文化があります。生活の中に「香り」があることは、気持ちのゆとりや生活の潤いをもたらす効果もあります。アロマ療法は、日々の生活の中でとり入れられるものだと介護される方、する方にとっても受け入れやすいものです。
まとめ
認知症にならないためにできること「認知症予防アロマ」とは?
認知症予防に効果のあるアロマ療法特徴とは?
話題の認知症予防・アロマ療法の内容とは?
認知症予防にアロマ療法の大きな効果とは?
認知症予防・アロマ療法に期待する背景とは?