「さぁ転職だ。とその前に知っておこう「退職届の書き方」 (前編)」では、退職届、退職願、辞表の違いについてご説明致しました。後編では、 退職届 の書き方についてご説明致します。また、会社都合の解雇の場合は、解雇通知書を受け取るようにしましょう。
さぁ転職だ。とその前に知っておこう「退職届の書き方」 (後編)
退職届の書き方をレクチャー①
ここからは「退職届」の書き方を解説していきます。縦書きや横書きの制限はありませんが、一般的なA4やB5サイズの白いシンプルな便箋に黒インクの万年筆やボールペンを使いましょう。
最近流行りの摩擦で消えるボールペンは使用しないでください。
書き方のレイアウトですが、縦書き場合、
- 1行目にまず中央に「退職届」もしくは「退職願」を記載。
- 2行目の一番下に「私事、」もしくは「私儀、」と記載。
- 3行目には、文頭より「このたび、一身上の都合により、来る平成○○年○月○日をもって、退職致します。(退職願の場合、「退職致したく、ここにお願い申し上げます。」)と記載。
- 1行開けた上で、提出日と自分の所属部署、名前を記入し、印鑑を押す。
- 最後に宛名は会社の正式名称及び社長の名前を記載して完成となります。
横書きの場合は、
- 1行目の中央に「退職届」と記載。
- 2行目の右寄せで提出日を記載。
- 3行目は提出する企業と社長名を記載。
- 4行目は右寄せで自身の所属部署及び名前及び捺印。
- 2行開けて右寄せで、「私事、」もしくは「私儀、」と始める。
- 次の行より、縦書きと同様に、「何日付けで退職する」旨を記載。
- 最後に右寄せで「以上」と締める。
以上のようになります。
退職届の書き方をレクチャー②
ここまで書き方を解説しました。ところで会社を辞める理由は十人十色なわけですが、基本的には辞める理由は記載せずに「一身上の都合で」と記載しましょう。作成しましたら、直属の上司にまず提出してください。
報告のレポートラインを誤り、上司を通り越して社長に直接提出してしまうと退職に支障がでる場合がありますので、まずは直属の上司で提出してください。特に規模が大きい企業でしたら特に気を付けましょう。
また会社都合による解雇の場合は、会社より退職届を求められても提出しないでください。自己都合退職として扱われてしまう可能性があり、その場合失業手当がすぐではなく3ヶ月後からの支払いになってしまう事があります。
必ず解雇通知書もしくは解雇理由証明書を企業より受け取ってください。とここまで「退職届」の書き方について解説してきましたが、人生の岐路を迎える方が是非とも明るい未来へ進める事を願い、事らのページを参考にしてください。
まとめ
さぁ転職だ。とその前に知っておこう「退職届の書き方」(後編)
退職届の書き方をレクチャー①
退職届の書き方をレクチャー②