通所介護であるデイサ-ビスに行きたいけれど、どのようなシステムなのかとか使用したら金額的にどの程度必要になるのかなどが心配ですね。また、要介護や要支援でも対象が違っているかもしれません。
そして、利用に当たっては単位というものが関係しているようですので、 通所介護 を受ける場合の 単位 などについてご説明します。
通所介護を受ける場合の単位とはどのようなものか!
通所介護について
通所介護はデイサービスと言われますが、日常生活上の食事や入浴などの介護や機能訓練等を施設に日帰りで通って受けることのできるというサービスです。
通所介護では、他の利用者と施設で接することもできるので孤立や引きこもりを防ぐこともでき、介護をしている家族の負担を軽減することもできます。
対象となる利用者は
要介護で1から5と認定された方たちが対象となります。年齢としては、40歳から64歳までの方で特定疾病の16種類にあたるものが原因となって要介護状態となったという方たちが認定されて利用できます。
最近では地域密着型に移行する政策が取られ、2016年の4月以降には小規模通所介護というものについては、お住まいの市町村にある施設で原則としてサービスを利用するということになりました。
介護保険制度の単位とは
介護保険制度では、利用できるサービスの量の上限が対象者の違いや区分などに応じて決まっています。その決められた範囲内ではサービスを自由に組み合わせて基本的には利用できます。この内容については、サービスにかかる費用が関係しています。
サービスの種類や内容と要介護状態区分ごとにそのかかる費用は、決まっています。そしてこれらは金額で示されるのではなく、単位というもので示されます。
単位が必要なわけは
このような単位が必要なわけは、介護というのは人によって成り立っているサービスだからです。人件費は、地域によって違っていますので、全国一律の料金ではありません。
例えばサービスごとにある県では〇〇円で、東京では△△円と決めなければなりません。しかしそれぞれの県で金額を明記すると一覧表などにまとめた場合に膨大な記録量になります。その管理的な煩雑さを少なくするために単位を用いています。
通所介護の単位は
例えば、小規模型通所介護施設で、7時間以上9時間未満の場合の基本報酬としては、要介護1で1日735単位となります。
要介護2は、868単位、要介護3は1,006単位、要介護4は1,144単位、要介護5は1,281単位となります。
通常規模型通所介護では、要介護1は、656単位、要介護2は、775単位。要介護3は、898単位、要介護4は、1,021単位、要介護5は1,144単位です。
大規模型通所介護(Ⅰ)では、要介護1は、645単位、要介護2は762単位、要介護3は、883単位、要介護4は1,004単位、要介護5は、1,125単位です。
大規模型通所介護費(Ⅱ)では、要介護1は、628単位、要介護2は742単位、要介護3は859単位、要介護4は977単位で要介護5は1,095単位となっています。
ある小規模型通所介護施設を利用した場合の自己負担額は、要介護1で7時間から9時間未満の利用で1日735円ですので、単位と金額はよく似た数字となっています。ただ、食費や入浴費、アクティビティーを利用した場合にはその費用などは、サービス費用とは別に必要となります。
このような点を参考にして通所介護の利用について考慮してください。
そして利用できるサービス量の上限としては、次のようになっています。要介護1は、1ヶ月に16,580単位で要介護2は、19,480単位、要介護3は26,750単位、要介護4は30,600単位、要介護5は35,830単位です。
この中から通所介護の利用についても単位を検討してください。
まとめ
通所介護を受ける場合の単位とはどのようなものか!
通所介護について
対象となる利用者は
介護保険制度の単位とは
単位が必要なわけは
通所介護の単位は