もしあなたやあなたの身近な方が脳卒中やアルツハイマーなどで突然介護が必要となってしまい、自宅での介護が必要となった時、とても重要な役割を果たすのがデイケアという介護保険サービスです。
そのような在宅介護の強い味方 デイケアとは なにかについてまとめました。
在宅介護の強い味方!デイケアとは(前編)
デイケアとは
デイケアとは、通所リハビリテーションともよばれ、介護を行っている方がお仕事やプライベートの時間を確保したい日中に介護が必要な高齢者や身体障害者が、デイケアを行っている病院や介護老人保健施設などの施設へ行き、リハビリを中心とした介護を日帰りで受けることができるサービスのことです。
デイケアではリハビリを中心とした介護を行っているため、職員の中には必ず医師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの医療関係者やリハビリの専門家が常駐しています。
そのためリハビリ設備の充実や医師による適切な診察が受けられるのが特徴です。
デイケアの種類
デイケアは日本では老人介護の現場で利用されることの多い言葉ですが、海外では幼児の保育を行うサービスにデイケアを用いる場合があります。また、障害者がデイケアを利用することも多いため、老人専門の制度ではありません。
日本におけるデイケアには大きくわけて老人デイケアと精神科デイケアの2種類があります。老人デイケアでは介護保険施設で行われるデイケアには介護保険が適用されます。また、病院などで行われる認知症の方を対象とした老人性認知症デイケアでは医療保険が給付されます。
精神科デイケアは精神科のある医療機関や保健所、精神保健福祉センターなどでサービスを受けることができます。また、精神科デイケアは医療保険の対象となります。
デイケアの3つの目的
老人デイケアと精神科デイケアはともに利用者同士の交流を積極的に行っていることが特徴としてあげられます。デイケアの目的は主に次の3つがあります。
まず1つは決まったリズムのある生活を営むことで生活リズムを身に付けさせ生活時間の管理能力を持たせること、2つめは利用者同士で一緒にレクリエーションや作業など、共通のなにかをすることで利用者の自主性と協調性を培うこと、3つめはゲームや簡単な作業をとおして社会復帰に向けた体力づくりと作業能力の維持向上をすることです。
また、リハビリを中心としたサービスのため医師の指導のもと、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門家による運動機能の回復・向上、栄養管理、口腔機能の向上のためのリハビリを受けることができます。
まとめ
在宅介護の強い味方!デイケアとは(前編)
デイケアとは
デイケアの種類
デイケアの3つの目的