通所リハビリテーションとは デイケアの正式名称で、介護保険で運用される在宅サービスの一つです。自宅から施設や病院に通ってリハビリを受けるサービスで、ケガや病気で入院した後自宅へ戻る際に体力や身体の動きにまだ自信が無い場合やリハビリを継続したい場合に利用できます。
通所リハビリテーションとはどのようなところでしょうか
▽ 目次
通所リハビリテーション(デイケア)という言葉を近頃耳にする機会が増えました
介護保険には大きく分けて施設サービスと在宅サービスに分かれていますが通所リハビリテーションは通称デイケアといい、介護保険のなかでも在宅サービスの柱となっています。
デイケアというのは介護保険を利用して老人保険施設や病院などに通い機能訓練(リハビリ)を行う介護サービスです。機能訓練のための専門職員がおり医師の指示に従って個々人にあったプログラムが組まれることになります。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが機能訓練のために専従でいることが介護保険でのデイケアの決まりとなっています。
通所リハビリテーション(デイケア)に通うためにはどのようにしたらよいでしょう
通所リハビリテーション(デイケア)は介護保険のサービスですから介護認定を受けて要支援または要介護の認定を受ける必要があります。
病気やケガで入院をしていた場合などは入院した病院などの医療機関より地域での在宅生活をしていく上で介護保険の取得を勧めら得られる場合も多くあります。
居宅支援事業所を決め担当のケアマネージャーを決めてどのようなサービスを使いながら地域で生活をしていくのかを利用者とご家族で決めいくことになります。その際にデイケアで機能訓練のためのリハビリを続けることを選ばれる方もいらっしゃいます。
通所リハビリテーション(デイケア)ではどのようなことをするのでしょう
デイケアでは機能訓練のためのリハビリテーションを行います。また生活援助のサービスも受けられますから施設で1日を過ごしてリハビリの他に食事や入浴の援助も受けることができます。普段家で介護をしている家族の介護負担の軽減にもなりそのために利用することもできます。
デイケアで利用する老人保健施設では医師の常駐が義務づけられており医療依存度の高い利用者には安心です。
病状がまだ安定していない利用者や、高度な医療技術が必要な利用者、身体の中に何か管が入っている、気管切開や高圧酸素の利用者などは医療の専門家がいることは異常の早期発見や事故を未然に防ぐためには大切なことの一つでしょう。
利用者が今どのような身体状況にあるのかを把握して医療依存度が高い方ならまずはデイケアから初めてみる。身体状況の維持向上のためならレクリエーションのプログラムの内容が豊富なところに行ってみる。というようにある程度の選択は可能ですので、担当のケアマネージャーとよくご相談ください。
また雰囲気や施設、職員の雰囲気も利用者ご本人とご家族が実際に見学に行って確認することをおすすめします。利用者自身が、ここなら通えるここで頑張ってみよう、と思うことがリハビリを行う場合大切な要素だからです。
他の施設との差別化を狙って個々のリハビリテーションの他に各種のレクリエーションのプログラムが充実しているところや認知症に対する予防などにも力を入れているなど、施設自体の特色をだすところも増えてきていますので施設を選ぶ際の手がかりにするとよいでしょう。
通所リハビリテーション(デイケア)に通って在宅生活を少しでも過ごしやすいものにしていきませんか
デイケアに定期的に通うことで1週間のリズムや1日の流れを再構築していくことは、在宅で生活していく上で大切です。デイケアに通うことで在宅生活での課題も見えてきます。
例えば一人で食事をたべることができる。という目標が立てられた場合、理学療法では食べる動作に無理がないか評価をおこない食べる動作に必要な筋力をつけるようなリハビリを行います。
また作業療法では繰り返しその動作の練習をしていきます。言語療法では飲み込みの練習をしてむせないようにするのです。
このようにリハビリに焦点をあてているのがデイケアです。
在宅で生活を続けていくために介護保険のサービスを利用して利用者ご本人やご家族が過ごしやすいように周りの環境を整えていくことが大切です。
まとめ
通所リハビリテーションとはどんなところでしょう
通所リハビリテーション(デイケア)という言葉を近頃耳にする機会が増えました
通所リハビリテーション(デイケア)に通うにはどのようにしたら良いのでしょう。
通所リハビリテーション(デイケア)ではどのようなことをするのでしょう
通所リハビリテーション(デイケア)に通って在宅生活を少しでも過ごしやすいものにしていきませんか