自分の両親が介護を受けなければならない時、できることなら慣れ親しんだ我が家で介護をしてあげたいと考える人は少なくありません。しかし、在宅介護を充実させるにはさまざまな問題点があります。
在宅介護 にはどのような 問題点 があり、それらの問題点とはどうやって付き合っていけば良いのでしょう?
在宅介護の問題点とその対策を考える(前編)
お金の問題はレンタルと中古販売で費用を抑える
介護の程度にもよりますが、在宅介護では介護に必要な物は全て自分たちで揃えていくしかありません。例えば電動ベッドや車いすなど介護を受ける人の状態によって多種多様に存在します。そしてどれもが安価な品物ではなく、それなりの金額を要する物ばかりです。
そのため初期投資に相当お金がかかってしまい、貯金を切り崩したり、生活費を削って節約生活を始めなければならなくなったりすることになることも考えられます。
介護を受ける方の状態によってはオムツなどの消耗品も必要となるため、毎月の出費がかさむことにもなってきます。当然介護を受ける方の状態によっては今後さらなる設備投資が必要になってくる場合もあります。
介護にあたる方やその配偶者がまだ現役で仕事をされているのなら、まだなんとかなるのかもしれませんがすでに退職している場合はお金のことで苦労することが考えられます。
そこで活用したいのが介護用品のレンタルです。介護用品のレンタルでは在宅介護に必要な高額の介護用品をレンタルすることができ、購入する必要がなくなるので在宅介護にかかる費用を抑えることができます。
また、最近では介護用品の中古販売などもあり、介護用品のレンタルと併用することで費用を抑えることができるのでおすすめです。
一人で抱え込んじゃダメ!自分の時間を作ることが大事
次にあげられるのが時間の問題です。在宅介護の場合、介護を受ける方は常に自宅にいて世話をしなければならないため、介護にあたる方も自宅に常にいなければならない場合があります。
また、食事やお風呂の補助などもしなければならないので、自分の時間を作ることが難しくなってきます。さらにお仕事をしている方は仕事と介護の両方をこなさなければならないため、余計に自分の時間を持つことができなくなってしまいます。
そうして自分の時間や息抜きができなくなることがだんだんとストレスとして溜まっていくと、介護を受けている方へ辛くあたってしまったり介護にあたっている方がうつ病になってしまうことも考えられます。
これではせっかく慣れ親しんだ家で介護をしていても介護を受ける方にとっても介護にあたる方にとっても息苦しい場となってしまい、お互いのためになりません。
ここで重要なのが介護にあたる方が全部一人で抱え込まないということが大切です。家族と相談してできるだけ介護にあたる時間を分担し、息抜きや外出ができる時間を作ることが望ましいです。
また、ホームヘルパーの方に来ていただいて自分の時間や家族との時間を作ることも在宅介護を円満に進めるためには有効な手段です。
とにかく自分も介護を受ける方も追い込まないためには一人ですべての介護を抱え込むのではなく、周りの方やホームヘルパーの方の力を借りることが重要です。
まとめ
在宅介護の問題点とその対策を考える(前編)
お金の問題はレンタルと中古販売で費用を抑える
一人で抱え込むんじゃダメ!自分の時間を作ることが大事