「I feel dizzy(めまいがします)」相手に伝えたい役立つ英語(前編)では、緊急時に必要となる英語をご紹介いたしました。後編では、海外旅行において死亡・重症原因で最も多い疾患についてご説明いたします。
めまい は、脳梗塞や心筋梗塞などの心血系疾患でもあらわれる症状です。 英語 圏でパニックにならないよう持病がある場合には「旅行用英文診断書」などを準備しましょう。
「I feel dizzy(めまいがします)」相手に伝えたい役立つ英語(後編)
備えあれば患いなし 事前に用意するものはこれ!
ただし、言葉も習慣も全く違う異国でトラブルが起こるとやはりパニックになります。海外旅行に行き慣れている方々などは単語を並べて何とか伝えようとしますが、そうでない方々にとっては頭が真っ白になって会話どころではないでしょう。
その場合に備えて音声入力付きの翻訳機を携帯されるという方もいますが、馴染みのない方もいると思いますのでおすすめしたいのは単語帳です。名刺サイズに近い紙を用意し片面に病名の英単語、もう片面に日本語を書いておいてそれを携帯しておけば、とっさに出すことができます。
その際はやみくもに病名や痛みの表現を書くのではなく、自身の体調が悪い時に出やすい症状の傾向と状態を書き留めておけば、いたずらに数を増やさず嵩張ることも避けられます。
バラツキ防止のためにアルバム式のカード入れみたいなものに入れてガイドブック等と一緒にしておくとよいかと思います。
最後に旅先になりやすい病気とその対策について。海外での重病と聞くとマラリアや最近でいうジカ熱といった現地での感染症を思い浮かべますが、実は疾病での死亡・重症原因で最も多いのが、脳梗塞や心筋梗塞などの心血系疾患とのことでした。
最近の調査では海外での年間500~600人の日本人死亡者数のうち、マラリアでの死亡者は年間わずか0.8人程度とのこと。すなわち高齢者にとって身近な「持病」によるものが多いことが分かってきています。
もしこうした疾患を発症した場合、最も大切なことは短期間で病院に搬送するすなわち救急車を呼ぶことです。
それに伴い持病そして既往歴のある方は必ず準備しておいてほしいのが「旅行用英文診断書」「旅行用英文医療証明書」です。これがあれば現地で適切かつ迅速な治療を施すことができます。
これらは日本旅行医学会の認定医によって作成出来ますので、お問い合わせしてみてください。
最近では第二の人生を海外で悠々自適に過ごそうとロングステイをするシニアも出てきています。安全かつ安心に過ごすために、細心の注意を払うと共に事前準備をしっかりしておきましょう。
まとめ
「I feel dizzy(めまいがします)」相手に伝えたい役立つ英語(後編)
備えあれば患いなし 事前に用意するものはこれ!