年金関連の手続きなどお役所は、平日の日中でないと対応してもらえません。ご自宅や会社から交通の便が悪い場所や時間に余裕がないときなど、困ったものです。そんな時、電子申請のサービスもありお手軽に使えて便利です。電子申請に関して、ご紹介します。
今回は、 年金 手帳 を紛失した際、 再発行 を 電子申請 で行う方法についてお伝えします。
年金手帳を紛失した時、再発行は電子申請でも可能です。
電子申請とは?
電子申請とは、電子政府とも言われ、総務省が運営するインターネット経由で、各省庁関連の事務手続きなどを行うポータルサイトです。e-Gov(イーガブ)という略称があり、24時間利用できます。利用の対象機能は、大きく分けて「情報提供機能」と「電子申請機能」になります。
ご自宅や勤務先のパソコンからアクセスができるので、移動時間や交通費をかけて移動することなく、お手軽にご利用できます。平成23年度から運用が開始され、年々利用者が増加していて、平成27年度では利用者全体として倍の利用者の4億回のアクセスがあったようです。
電子申請を利用する際の必要な環境は?
電子申請を利用する際は、事前準備、動作環境設定が必要です。パソコンのOS(Windows Vista SP2、windows7以降)、ブラウザ(IEを推奨)、Javaの推奨バージョン、ブラウザのポップアップ設定、信頼済みのサイトとしての登録確認、e-Gov電子申請用プログラムのインストールなどが必要です。
パソコンに詳しくない方は、ハードルが少し高いかもしれません。詳細の説明があり、確認して行うこともできるので、ご確認ください。
HP参照するとご利用の環境を、そのパソコンの環境をもとに動作環境チェックが行われ、推奨環境でない場合「×NG」が表示されます。この場合、推奨動作環境にしないと動作保証がないので、対処が必要です。
電子申請を利用する際の必要な電子証明書とは?
電子申請を行う際は、申請者本人の身分を現す電子証明書(申請者の電子証明書)が必要です。不正や偽造ができないような仕組みで、該当者本人を証明するものになります。その電子証明書は、信頼された第三者機関が認証局と言われ発行を行っています。
認証局によって個人、法人で申請先や可能な手続き内容が異なるので、HPを参照して適切な電子証明書の手続きを行ってください。
今年から運用が始まったマイナンバーカードに、電子証明書の情報を登録してもらうことも可能です。この手続きは、住民票がある市区町村役場で、本人確認できる書類の提示をすると無料で対応してもらえます。電子証明書の情報は、パソコンに入れておき申請時に使用します。
年金手帳 再発行時の方法は?
環境設定や電子証明書の情報が揃ったら、「年金手帳再交付申請書(国民年金)」のHPに入り、手続きを行います。年金手帳再交付申請書、申請者が作成した任意の添付書類、電子申請という3つのボタンを操作して申請を行います。
国民年金に関する電子申請は、年金手帳再交付申請書のみで、この申請以外や緊急性が高い場合は、管轄の年金事務所に出向いて行う必要があります。
電子申請の注意点は?
電子申請で使用したパソコンを譲渡したり、他人が使用することは、思いがけないリスクがあるので、注意してください。電子証明書がパソコンに中に入れっぱなしになっていると、不正利用や意としない操作で思わぬトラブルとなってしまうことがあります。
そのため、電子証明書の管理については、注意が必要です。廃棄する予定であっても、自分の手元を離れたパソコンの扱いにはリスクが潜んでいる認識を持って、データの管理は、慎重に行ってください。
また、業務や個人使用でお使いのパソコンでは、既存の業務アプリやブラウザ設定とこの電子申請と相反する設定でないと動作環境にならないケースもあります。
パソコンの環境に詳しくない方であれば、電子申請を行うに当たって、変更前の状況をハードコピーや携帯電話のカメラ機能で残しておき、動作がおかしい時、もとの状態に戻せるようにしておけることをおすすめします。
まとめ
年金手帳を紛失した時、再発行は電子申請でも可能です。
電子申請とは?
電子申請を利用する際の必要な環境は?
電子申請を利用する際の必要な電子証明書とは?
年金手帳 再発行時の方法は?
電子申請の注意点は?