「多様な老人ホームの種類(前編)」では、特別養護老人ホームや有料老人ホームの種類についてご紹介致しました。後編では、老人ホームを選ぶ上でのポイントについてご紹介致します。
老人 ホーム もさまざまな 種類 がありますので、何に重点を置くか考えた上で決めると良いでしょう。
多様な老人ホームの種類(後編)
老人ホームを選ぶポイント
費用
年金や家族の支援などを計算し月々いくらまでなら支払い可能かどうか、また要介護度がすすみ介護費用がかさんだ場合も支払いが可能かなどのシュミレーションは非常に大事です。施設の費用のしくみを理解することも重要です。
立地
要介護者であるか健常な高齢者であるかで立地の選択はちがってきます。
健常な高齢者であれば、頻繁に外出することも考えられますので、駅が近くであったり周りに坂道があまりないなどの立地条件も必要になってきますが、外出などはほとんど考えられない要介護者であれば家族が頻繁に行くことのできる距離を考慮し検討することが重要です。
住み替え
今後介護の状況が変われば施設を変更するのか、それとも終の棲家として施設を探すのかによって選択する施設は大きく変わります。10年後や20年後を想定しながら検討する必要があります。
建物の内容
実際に間取りなどを見せてもらい、日当たりや窓から見える景色などもよく見ておく必要があります。
あまり出歩くことができない要介護者であれば、窓から見える景色は季節を感じさせてくれるものとなり気分転換にもなります。また費用と大きく関わってきますが、温泉やプールなども利用できる施設もあります。
介護の内容
職員を呼んだときに、きちんとした対応ができる体制をとっているかなど、確認しておかなければならないことはたくさんあります。
職員の人間の質もみておきたい重要な項目で、職員が高齢者に対してきちんとした対応ができ、研修などで常に勉強をしているかなどもできれば確認しておきたいところです。
医療的な対応
ほとんどの高齢者は疾患や障害を抱えていますが、医療的な処置が日常的に必要となる高齢者や要介護者は多く、自分で行えていたストーマ管理やインスリン注射ができなくなることもあります。そういった場合にどの程度まで対応ができるのか確認しておくことは非常に大切です。
食事内容
高齢者や要介護者にとって食事はとても大事であり、楽しみの一つでもあります。温かいものや冷たいものをおいしく提供しているか、また嚥下が難しくなった時には、小さく切ったり刻み食事への対応ができるかなども確認しておきたい項目です。
まとめ
多様な老人ホームの種類(後編)
老人ホームを選ぶポイント