皆さんは「生命保険」に加入されていますか?平均寿命が上昇している日本ではありますが、何があるかわからないのが人生です。保険の年々ニーズが高まってきているという事実は間違いないでしょう。ただその際に「どの保険会社がいいの?」と思われる方も多いと思います。
今回は日本における 生命保険会社ランキング を4つの項目から見ていきたいと思います。これらランキングは2016年現在を参考にしておりますので是非参考にしてください。
どの会社がいいの?生命保険会社ランキング(前編)
▽ 目次
売上が高いのは信頼の裏返し?売上高ランキングTOP5
それではまず、「売上高」という観点から見ていきたいと思います。売上高とは「企業の営業活動における成果」を表します。売上高が高いということは、裏を返せば「信頼という土台から、顧客数と取引金額が大きい」とも言えましょう。
市場からの評価が高い保険会社はどこなのでしょうか?
- かんぽ生命保険 10兆1700億円
- 第一生命保険 5兆4000億円
- 日本生命保険 5兆3000億円
- 明治安田生命保険 3兆4000億円
- 住友生命保険 2兆5000億円
このような形になっております。
まずは1位に入ったのは「かんぽ生命」です。意外に思われるかもしれませんが、実は世界的にも大きな保険会社なのです。続くのは「第一生命」と「日本生命」です。「かんぽ生命」が民営化したことによって変化はありましたが、それ以前はトップ争いを繰り返している2社です。
そして「明治安田生命」と「住友生命」と続きます。これらの保険会社はテレビCMでもよくご覧になられる企業ですので安心して契約することができるでしょう。
高格付けは倒産のリスクが低いということ。信用格付けランキングTOP5
続いて「信用格付け」によるランキングを見ていきましょう。「信用格付け」とは「第三者機関による、企業の信用度合いを記号にしたもの」である。格付けが高い会社であるほど倒産のリスクが低いと言えますし、共通の記号によって他社比較が可能となっております。
それではどの会社がTOP5に入っているのでしょうか?格付け会社は数社ございますが、今回は「格付投資情報センター」による格付を参照します。この格付は「保険金支払い能力」を見ている格付となります。
- 東京海上日動あんしん生命保険 AA+
- ソニー生命保険 AA
- 日本生命保険 AA
- アクサ生命保険 AA
- T&Dフィナンシャル生命保険 AA-
格付を見ていくと、トップの2社が純粋の「生命保険会社」ではないことがわかるでしょう。1位の「東京海上日動あんしん生命」は損保業界のトップ「東京海上日動火災」の子会社に当たります。
2位の「ソニー生命」は総合電機メーカー「ソニー」の子会社にあたる「ソニーフィナンシャル」の子会社となるように、他業種を備えた企業のほうが格付は高いと言われております。4位には「アクサ生命保険」と外資系保険会社も入っております。
保険金の支払いに問題なし?支払い能力ランキングTOP5
次は、保険会社の「支払い能力」を見ていきます。CMを大々的に出している保険会社でも、いざというときの保険金の支払いが実行されないのであれば堪ったものではないですよね。
そこで参考になる指標は「ソルベンシーマージン比率」というものです。これは保険会社の保険金支払い能力を表したもので、一般的に200%超えていないと安全性に問題があると言われております。
ですのでこの数値が高い方が良い訳ですが、新興の保険会社はこの数字が非常に高いことがあるため、一概には言えませんが参考までにしてください。
- メディケア生命保険 4076.4%
- 東京海上日動あんしん生命保険 3122.2%
- ソニー生命保険 2555%
- 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険 1676.3%
- 三井住友海上あいおい生命保険 1429.9%
一番にくるのが、「メディケア生命」です。聞きなれない会社ですが、「住友生命」と「三井生命」との共同出資にてできた保険会社です。一般的に窓販やネットなどで広がっている保険会社です。その他損保関係の会社の支払い能力の高さが光るでしょう。
まとめ
どの会社がいいの?生命保険会社ランキング(前編)
売上が高いのは信頼の裏返し?売上高ランキングTOP5
高格付けは倒産のリスクが低いということ。信用格付けランキングTOP5
保険金の支払いに問題なし?支払い能力ランキングTOP5